JX金属、Diggleを本格導入 財務・KPIの一元管理で成長投資の判断迅速化へ

2026年10月2日09:00|ニュース|CaseHUB.News編集部
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 JX金属は、ディグルの経営管理プラットフォーム「Diggle」を本格導入した。投資管理を含む財務情報と、生産量・販売量などのKPIを全社横断で一元管理し、集計・分析業務の効率化と、成長投資を含む経営判断の迅速化を目指す。ディグルが10月1日に発表した。

 JX金属は、銅・貴金属・レアメタルなどの非鉄金属を軸に、資源開発から製錬、先端素材の製造・販売、リサイクルまでをグローバルに展開する総合素材メーカーだ。「半導体材料/情報通信材料のグローバルリーダーとして持続可能な社会の実現に貢献」を長期ビジョンに掲げ、2040年に営業利益2500億円を目標としている。生成AIやデータセンター市場の拡大を背景に、半導体材料や情報通信材料の需要が高まるなか、2025年3月には東京証券取引所プライム市場に上場した。事業成長の加速に伴い、ガバナンスの強化と経営管理体制の高度化を進めている。

 従来、同社では表計算ソフトを中心に経営管理データを扱っており、社内の多くのやり取りを通じたデータ収集や転記、整合性の確認に負荷がかかっていた。データの信頼性を確保することも課題だった。

 同社は国内外に数十社のグループ会社を持ち、事業ごとにデータの管理・集計手法が異なる。そこで、投資管理を含む財務情報や、生産量・販売量などのKPIを一元管理するデータバンクの構築を進め、データ活用によって集計・分析業務を効率化する方針を立てた。複数年度や組織を横断して管理できる全社的な経営管理体制の実現に向け、Diggleを採用した。

 導入に当たっては、拠点別や事業部別などの切り口で分析し、PL(損益計算書)を直感的に表示できるドリルダウン機能を評価した。対象データの明細が変更・分割された場合でも、設定によって一対一での紐付けや比較をしやすい点も選定理由となった。異なる時点のデータをワンクリックで同じ粒度にそろえて比較できることも重視した。

 拠点、事業部、関係会社といった各階層で必要となる粒度が異なる情報を、柔軟に分析・比較できる点も決め手となった。各拠点や事業部、コーポレート部門がそれぞれの目的に応じて事業状況を把握できる環境を整え、タイムリーで的確な数値管理と情報共有につなげる。

 今後は、全社最適の視点から新規案件への投資可否を速やかに判断できる体制の構築を目指す。戦略的な投資判断や成長投資に関する意思決定を迅速化し、グループ全体の経営管理水準を高める考えだ。

 JX金属経営企画部主事の鈴木円香氏は、「Diggleを活用して全社の経営管理データの一元管理を進め、集計業務の効率化とタイムリーな情報共有体制を構築し、グループ全体の経営管理レベルの向上を目指していく」とコメントしている。

ニュースリリース