リガク・ホールディングスは、グローバル人事基盤としてWorkdayの「Workday ヒューマン キャピタル マネジメント(HCM)」を導入し、本番稼働を開始した。5月13日、Workdayと導入を支援した日本アイ・ビー・エム(日本IBM)が発表した。米国を含むグローバル全拠点で人事・給与領域を統合し、1年弱という短期間での稼働を実現した。人材データの可視化を通じて、高度専門領域におけるタレントマネジメントを戦略的に推進する。
リガクは、半導体やライフサイエンスなどの先端産業領域で事業を拡大しており、世界9カ国に約2000名の従業員を擁している。2027年までに約2500〜2600名規模への拡大を計画するなか、地域やグループ会社ごとに分散していた人材情報と人事プロセスの統合が課題となっていた。売上高の海外比率が7割を超える同社は、グループ経営の強化を目指す「Global One Rigaku」を掲げ、国や法人の枠を越えたグローバルな組織体制への移行を進めている。
こうした背景から、グローバルで統一された人材データ基盤としてWorkday HCMを採用した。マネジャーや従業員が自律的に活用できる操作性に加え、データドリブンな人的資本経営を支える分析機能やAIを備えている点を評価した。導入にあたっては、日本IBMが日米両拠点のチームを並行して組成し、集中ワークショップを通じて早期の計画立案を支援。日米一括でシステムを切り替えるビッグバン形式を採用し、短期間での稼働に至った。
新システムの導入により、従業員情報、スキル、キャリア、配置のリアルタイムな可視化が可能になった。Workdayのエンタープライズ向けAIを活用することで、タレントサーチやスキルギャップの把握、人材配置のシミュレーションなど、高度なインサイトを得られる体制を構築した。これにより、事業戦略に即したグローバル人材ポートフォリオの最適化を図り、継続的なイノベーション創出を支える。
今後は、Workdayを活用した人的資本の最大化を推進し、2027年に向けた組織拡大と持続的な成長を目指す。グローバルで一体となった人材戦略を実行することで、競争力の強化につなげる。