ネットプロテクションズ、Salesforce入力自動化で営業ログを資産化

2026年5月14日09:30|ニュースCaseHUB.News編集部
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 ネットプロテクションズは、ベルフェイスが提供するSalesforce入力エージェント「bellSalesAI」を導入した。5月13日、ベルフェイスが発表した。商談ログの記録業務を自動化することで、月間200時間から400時間の工数削減を実現したという。蓄積されたデータを組織横断で活用し、データドリブンな営業組織への進化を加速させる。

 後払い決済サービスを展開するネットプロテクションズでは、大手企業の獲得を目指すエンタープライズ営業を強化している。商談が数か月から1年以上に及ぶ長期的な営業スタイルにおいて、過去の経緯や文脈を記録する商談ログの重要性が高まっていた。しかし、対面商談が多く記録が困難な環境から、顧客管理システム(CRM)であるSalesforceには結論のみが残り、商談の背景や意思決定プロセスが蓄積されない課題を抱えていた。また、1件あたり約30分を要する議事録作成の負担も重く、担当者が本来注力すべき戦略設計や顧客対応の時間を圧迫していた。

 こうした課題を受け、同社は約1年にわたり複数のツールを検討し、bellSalesAIの採用を決めた。単なる文字起こしにとどまらず、Salesforceへの資産蓄積や活用までを見据えたサービス設計、およびエンタープライズ営業の再現性向上に向けた提案力を評価した。

 導入の効果として、議事録作成時間は従来の30分から数秒へと短縮された。これにより、営業担当者は商談直後にネクストアクションの検討が可能になり、削減された時間は商談準備や戦略設計といった営業の質を高める活動に充てられている。現場からは「記録へのプレッシャーから解放され、商談そのものに集中できるようになった」との声が上がっている。

 現在は、蓄積された商談ログをチャットツールの「Slack」と連携させ、リアルタイムで組織全体に共有する仕組みを構築している。会議や1on1を待たずに商談状況を把握できる体制が整い始めており、組織的な学習や活用が促進されている。

 今後は、Slack AIを活用したTodo生成や、商談データからの提案機会抽出など、次にやるべきアクションを自動で示唆する仕組みの構築を目指す。同社取締役の小川氏は、「営業の商談状況や売上予測といった最新情報を、IRを含む経営レベルの意思決定にも活用していきたい。データフローを整備し、営業組織からデータを越境させることで、精度の高い予測を実現したい」としている。

ニュースリリース