レオパレス21、スマートロック導入で鍵管理の時間を年間14万時間削減

2024年9月9日08:40|ニュースリリース公開日 2024年5月9日|ニュースCaseHUB.News編集部
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 レオパレス21は、ビットキーの「homehub」および連携するスマートロックを採用し、鍵管理業務を効率化した。5月9日、ビットキーが発表した。2024年の繁忙期には約5万8000件の物理鍵の受け渡しが不要となり、2023年度は鍵管理の時間を年間14万時間削減した。これらの取り組みは、レオパレス21が店舗数を109拠点から72拠点に集約した事業運営の効率化にも寄与している。

 レオパレス21では、入居者退去後の鍵交換作業、新しい鍵の作成、入居時の鍵渡し、空室中の内見に伴う仲介会社や入居希望者との鍵の受け渡し、退去後の原状回復作業など、従来の物理鍵管理業務は1戸あたり平均42分かかっていた。また、鍵は店舗間で郵送するため、郵送費用などのコストも課題だった。

 物理鍵物件では、入居者、仲介会社や原状回復作業者も鍵受け渡しのために店舗へ訪問する必要があり、店舗と物件の距離が遠い場合は、最大で移動に往復4時間かかることもあった。また、店舗営業時間中の制約から、入居者が予定を調整する必要もあった。

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従来の入居者の鍵受取フロー

 スマートロックを導入した物件では、入居日の前日に入居者宛に招待メールが届く。メール内のURLからhomehubアプリのアカウントを作成するだけでデジタルキーを受け取ることができ、入居日より利用が可能となる。入居者は鍵の受取のために店舗へ立ち寄る必要はない。

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スマートロック付き物件の鍵受取フロー

 スマートロックの設置は2022年6月より開始し、25万戸にて完了(2024年4月末時点)している。これにより「業務効率化、人手不足軽減」「コスト削減」「リスク管理」の3点において効果が出ている。物理鍵運用時には内見等に利用するキーボックスへの鍵格納、取り出しなどに伴う担当者の移動や店舗間の鍵郵送にコストが発生していたが、スマートロック導入によりオンライン上での鍵の受け渡しが可能となり、物理的な移動が不要となった。顧客の鍵紛失件数が低減したことで、協力会社への鍵解錠の依頼を大幅に減少している。顧客の鍵紛失リスク軽減に加え、社員や協力業者による室内清掃用管理キーの持ち出しや紛失リスク、繁忙期などの室内清掃作業の細分化やメンテナンス時の引渡し業務のリスクも軽減された。

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