レオパレス21は、管理物件へのスマートロック設置戸数が業界最大水準の20万戸を突破した。2024年1月10日、レオパレス21が発表した。スマートロック設置により、入居者の利便性が向上したほか、鍵に関する業務を年間約10万時間削減した。
レオパレス21は、時代の変化に即した最新技術の導入による不動産テックの推進を掲げている。その一環として、従来の物理キーに代わりスマートロックを導入することで、入居者向けサービス向上と、従業員の業務効率化を両立させることを目指した。
スマートロック設置物件では、入居者は鍵の受け取りのために店舗へ立ち寄る必要がなく、スムーズに入居手続きが可能となる。また、スマートフォンの専用アプリやICカード、テンキーなど、複数の認証手段で鍵の施錠、解錠ができる。友人や家族に一時的に鍵を発行する「鍵チケット」の発行や、鍵のシェアも可能だ。物理キーを持ち歩く必要がないため、鍵の紛失リスクが軽減され、オートロック機能によりセキュリティが強化される。
スマートロック導入で、物理キー設置物件と比較して鍵の受け渡しや紛失時の対応、故障時の対応といった業務が削減された。20万戸への設置完了で削減された業務時間は年間約10万時間に達し、創出した時間を入居者へのサポートに充てられる。