ソフラは、Nishikaが提供するオンプレミス型AI音声文字起こしソフトウェア「SecureMemo」を導入した。9月4日、Nishikaが発表した。顧客の機密情報を保護しながら手作業による文字起こし業務を効率化し、ヒアリング記録の作成工数を従来の3分の1に削減した。
独立系SIerのソフラは、顧客企業の業務システム開発やインフラ構築などを幅広く手がけている。システム開発の要件定義や現状分析においては顧客への詳細なヒアリングが欠かせず、従来は録音データをもとに担当者が手作業で文字起こしや議事録作成を行っていた。しかし、長時間の音声データの書き起こしには膨大な工数がかかる点や、顧客の業務に関する機密情報を多く含むため、外部のパブリッククラウド環境へ音声データを送信することにセキュリティ上の懸念がある点が課題となっていた。
こうした背景から、セキュリティを担保しつつ文字起こし業務を効率化できるツールの検討を進め、オンプレミス環境で稼働するSecureMemoの採用を決めた。外部ネットワークから遮断されたオフライン環境で安全に音声データの処理や保存ができる点に加え、独自開発の音声認識AI「shirushi」による高い認識精度、オフライン環境下での自動要約生成機能などを評価した。
導入後は、全社から寄せられる文字起こし依頼を経営管理部などの業務チームへ集約し、集中的に処理する運用体制を構築した。これにより各現場の担当者が個別に文字起こし作業に追われる負担を解消。従来は長時間を要していた顧客ヒアリングの記録作成工数を3分の1に削減するなど、業務効率化を達成した。
Nishikaは「企業の会議を全てデータ化する」ことをプロダクトビジョンに掲げており、日本のビジネス会議における会話情報を精度高く記録・構造化することで、付加価値の高い情報活用を目指している。ソフラにおいても、AIを活用した会議記録の効率化によって創出した時間をシステム開発などのコア業務へ充当し、さらなる業務品質の向上を図る。