トランスコスモスは、全国で展開するコンタクトセンター業務などのスタッフ採用において、PeopleXの対話型AI面接サービス「PeopleX AI面接」を採用した。9月4日、PeopleXが発表した。応募者が24時間いつでも面接を受けられる環境を整備し、面接担当者の業務負荷軽減と評価基準の標準化を図る。
トランスコスモスは1966年創業のCX(カスタマーエクスペリエンス)やBPO(ビジネスプロセスアウトソーシング)サービスを手がける大手企業。アジアを中心に世界36の国と地域、188の拠点で企業のコスト最適化や売上拡大を支援するサービスを提供するほか、グローバルECワンストップサービスを展開している。
同社が手がける企業と消費者のコミュニケーションを支えるコンタクトセンター事業などでは、全国で約3万人のスタッフが稼働している。顧客企業ごとに異なる業務内容に応じて、電話対応や窓口業務などを担うスタッフを全国各地で大規模に募集している。しかし、コンタクトセンター業界を取り巻く環境変化により人材確保の難易度が高まる中、応募者との接点拡大や面接運営の効率化が課題となっていた。また、全国各地で複数の担当者が選考に携わるため、評価基準の統一やばらつきの解消も求められていた。
こうした課題を解決するため、同社はPeopleX AI面接の採用を決めた。同サービスは対話型のAI面接官が候補者と自然な対話を行うクラウドサービスで、事前に設定した質問だけでなく、候補者の回答内容に応じた深掘り質問を行う機能を備える。同社では、面接プロセスの効率化を図りつつ、一貫した選考データを取得できる点を評価した。
現在は全国の採用活動で活用が進められている。応募者は時間や場所を選ばず24時間いつでも面接を受けることが可能となり、利便性が向上した。企業側にとっても、面接担当者が個別の日程調整や一次面接に費やしていた業務負荷が軽減された。
選考の質においても効果が表れている。全国規模の採用で生じがちだった面接担当者ごとの評価のばらつきについて、AIによる統一された面接プロセスを適用することで評価基準の標準化を進めている。面接終了後は録画データと文字起こしテキスト、評価レポートによって候補者の状況を確認できる体制を整えた。さらに外資系企業の案件を担当するスタッフの採用選考では、英語での面接機能も活用しており、多様な人材の獲得につなげている。
トランスコスモス CX事業統括 DCC総括 採用統括部の須藤真弓氏は、「コンタクトセンター業界を取り巻く環境が変化し、人材確保の難易度が高まる中、PeopleX AI面接は面接プロセスの効率化と一貫したデータ取得が可能な点を評価した。今後は入社後の活躍や最適な人材配置にもつなげていきたい。応募者にはぜひリラックスしてありのままの経験や強みを話してほしい」とコメントしている。