愛知県と中部国際空港、AI搭載ロボットで空港警備業務を効率化し人材不足解消へ

2024年9月9日08:20|ニュースリリース公開日 2024年1月9日|ニュースCaseHUB.News編集部
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 愛知県と中部国際空港は、中部国際空港での警備人材不足の解消と警備業務の効率化を目指し、AI搭載ロボット「Spot」を活用した実証実験を2024年1月18日から2回にわたり実施した。2024年1月9日、日本IBMが発表した。

 空港の警備業務は、24時間体制での対応が不可欠で、危険の検知や不審物の発見など、注意力や経験値が求められる業務であるため、警備員の負担が大きい。 

 中部国際空港は「あいちデジタルアイランドプロジェクト」の対象エリアとなっている。あいちデジタルアイランドプロジェクトは、愛知県が、中部国際空港島及び周辺地域を、先端的なデジタル技術を活用したオープンイノベーションフィールドに位置付け、2030年に世の中での普及が見込まれる近未来の事業、サービスを、当エリア内において先行して実用化することを目指すプロジェクト。今回の実証実験もその一環として位置づけられる。

 実証実験では、Spotを空港内の巡回警備に活用し、ロボットで代替可能な業務の検討や、効果の把握、収集データの活用による警備業務の高度化などを検証する。 Spotは、株式会社東北エンタープライズが提供するボストン・ダイナミクス社の四足歩行ロボットである。  

 今回の実証実験を通じ、中部国際空港は、警備人材不足の解消、警備業務の効率化、そして警備レベルの向上を目指していく。

ニュースリリースURL
https://jp.newsroom.ibm.com/2024-01-09-Press-Release-pilot-project-using-SPOT-at-Centrair