カルビーは、請求書業務の効率化とペーパーレス化を目的に、Sansanが提供するインボイス管理サービス「Bill One」を採用した。4月8日、Sansanが発表した。
カルビーでは、年間約6万2000件の請求書を受領しており、紙や電子など多様な形式で送られる請求書の処理が課題となっていた。各拠点から経理部門へ郵送する手間や保管作業が発生し、業務の複雑化と負担増加を招いていた。また、紙の請求書処理には出社が必要であり、柔軟な働き方の実現を妨げる要因にもなっていた。
こうした背景からカルビーは、請求書業務をデジタル化し、生産性向上を図るべくBill Oneの導入を決めた。同サービスは、紙と電子で分かれていた処理フローを統一し、オンラインでの一元管理が可能となる。これにより、紙の請求書を90%削減し、郵送や保管作業が不要となり、各部門における業務効率化が進んでいる。
Bill Oneによるオンライン管理は、リモートワークや外出先でも請求書確認や承認作業も可能にした。これにより、柔軟な働き方の推進にも寄与している。
カルビー財務・経理本部経理部単体経理課課長の大西美由紀氏は、「当社では全国各地に生産拠点や営業拠点があり、多様な形式で受領する請求書の処理が課題だった。複数のサービスを比較検討した結果、Bill Oneはデータ化精度と処理速度の高さが決め手となった。今後もさらなる効率化を目指していきたい」とコメントしている。
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