阿波銀行、暗証番号の再登録をオンライン化 「LIQUID eKYC」で利便性向上

2026年3月18日16:20|ニュースCaseHUB.News編集部
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 阿波銀行は、キャッシュカードの暗証番号を再登録する手続きをオンラインで完結できるサービスを開始する。同サービスの本人確認の仕組みとして、Liquidが提供するオンライン本人確認サービス「LIQUID eKYC」を採用している。3月17日、Liquidが発表した。これまで店頭窓口やATMに出向く必要があった手続きをWeb上で完結させることで、顧客の利便性向上を図る。新サービスの提供開始は3月25日を予定している。

 徳島市に本店を置く阿波銀行は、デジタル技術を活用したサービス提供によるステークホルダーの満足度向上に取り組んでいる。しかし、同行が提供する「Web受付サービス」では、従来、キャッシュカードの暗証番号を失念した場合などの再登録手続きの利便性に課題があった。顧客は平日の日中に店頭窓口に足を運ぶか、ATMを利用して手続きを行う必要があり、特に日中に時間が取れない顧客や遠方に居住する顧客からは、手続きをオンライン化してほしいという強い要望があったという。

 こうした背景から、阿波銀行はWeb完結型の再登録サービスのリリースを決定し、その中核となる本人確認の基盤としてLIQUID eKYCを導入した。今回採用したのは、ICチップの読み取りによって本人確認を行う「ICおまかせパック」で、犯罪収益移転防止法施行規則の「ヘ方式」に準拠した仕組みだ。

 LIQUID eKYCの選定にあたっては、ユーザーの環境に合わせて最適な認証方法を自動で案内できる点を評価した。スマートフォンでマイナンバーカードなどのICチップを読み取ることで、顧客が自ら氏名や住所を入力する手間を大幅に削減できる。また、利用者の通信環境やデバイスの状況に応じて手続きのチャネルを自動選択するため、操作の途中でユーザーが離脱するのを防ぐ効果も期待できるという。

 新サービスの導入により、顧客は24時間いつでもスマートフォンから暗証番号の再登録申請が可能になる。ICチップからのデータ取得によって正確な本人確認が迅速に行われるため、銀行側の事務処理の効率化も見込める。

 阿波銀行は今後もデジタル接点の拡充を進め、非対面チャネルでの手続きの幅を広げていく考えだ。

ニュースリリース