シンドウが業務の見える化・改革を目的にスーパーカクテルCore FOODsを採用

2025年3月7日10:31|ニュースCaseHUB.News編集部
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 シンドウが「スーパーカクテルCore FOODs」を業務の見える化・改革を目的に採用した。3月6日、内田洋行ITソリューションズが発表した。

 青森県青森市に本社を置く食品加工原材料卸売業のシンドウは、既存の販売・仕入管理システムの更新を契機に、内田洋行ITソリューションズのスーパーカクテルを導入し、業務の見える化と改革を推進している。1950年創業の同社は、砂糖や小麦粉を中心に5000を超える幅広いアイテムを取り扱い、北東北や北海道に商圏を持つ老舗企業である。

 シンドウがシステム更新を検討した背景には、消費増税に伴う軽減税率への対応が必要となり、既存システムの修正に高額な費用が見込まれたこと、従来のシステムが同社の業務フローに合致しない点が多かったことがある。複数ベンダーの製品を比較して、スーパーカクテルがリーズナブルな価格でありながら必要な機能を備えていたこと、業界知識が豊富な担当者のサポートが期待できることから採用を決めた。以前より内田洋行ITソリューションズの帳票に類似性を感じていたことや、課題であった棚卸機能の充実も選定を後押しした。

 2022年のシステム稼働開始以降、シンドウでは棚卸業務が大幅に改善された。棚卸記入表への入力で差異が自動的に表示されるようになり、在庫管理の精度が向上した。また、受注入力時の即時引当機能により、出荷準備の円滑化と在庫の見通しが可能になった。取引履歴から受注商品を選択できるようになったことも、業務効率の向上に貢献している。業務部課長の半田幸吉氏は、「スーパーカクテルになって、つい最近入った社員でもすんなり受注業務ができるようになった。これは大きな効果だと思っている」と語る。

 さらに、シンドウは「スーパーカクテル」を基幹として、複数の業務効率化ツールとの連携を進めている。見積書作成システムとの連携により、見積作成から単価登録までの一元管理が可能となり、営業と経理双方の負担軽減とミス削減につながった。見積額の見える化により、取引規模や利益率を考慮した適正な価格設定も進んでいる。ガバナンス強化のため、ワークフローシステムや電子帳簿保存法に対応したグループウェアも導入し、スーパーカクテルと連携させ、経費の可視化や削減にも効果が出ている。今後は営業支援システムの導入も予定しており、営業の属人化解消とノウハウの共有を目指す。

 代表取締役社長の新藤祐之氏は、「従来のシステムは、昔からの当社の業務スタイルに合わせるためにカスタマイズを重ねて運用していましたが、プログラムの改修や保守などの費用がかかりますし、業務改革も進みませんでした。スーパーカクテルを導入して2年経った今になって言えるのは、業種にもよると思いますが、やはり『業務はシステムに合わせるべき』ということです」とコメントしている。今後は各支店・部署での活用を促進するため、マニュアル改訂や勉強会を開催する予定だ。

ニュースリリース


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