ビーズ・アクセサリーパーツ専門店を展開するエンドレスは、EC基盤としてインターファクトリーの「EBISUMART(エビスマート)」を導入し、ブランド統合による事業成長を加速させている。あわせて、サイト表示速度改善ツールとしてReproの「Repro Booster(リプロブースター)」を採用した。4月14日、Reproが発表した。システム統合と高速化の相乗効果により、月間訪問者数は導入前の2倍以上となる100万人を突破し、売上向上にも寄与しているという。
エンドレスは「PARTS CLUB」や「LUNA EARTH」など全国に約150店舗を展開。EC事業では各ブランドで異なるシステムを利用していたため、サイトやバックオフィスが分断され、ブランドを跨いだ買い回りが起こりにくいことが課題だった。そこで、クラウド型ECサイト構築サービスであるEBISUMARTを導入し、ショッピングモール型のECサイト「ENDLESS MODE」へ統合した。
統合により訪問者数は劇的に増加したが、約5万点に及ぶ膨大な商品数や複雑なカテゴリ構造、長年蓄積されたコンテンツがボトルネックとなり、ページ表示に7~8秒を要するなどのパフォーマンス課題に直面した。そこでサイト表示速度改善のために、タグ設置のみで導入可能な即効性と、EBISUMARTとの親和性の高さを評価し、Repro Boosterの採用を決定した。
導入の結果、表示速度指標であるFCP(First Contentful Paint:ページ内で最初のコンテンツが表示されるまでの時間)は2.028秒から0.492秒へと約4.1倍速(75.7%改善)、LCP(Largest Contentful Paint:ページ内の主要コンテンツが表示されるまでの時間)は2.336秒から0.552秒へと約4.2倍速(76.4%改善)となり、高速化を実現している。これにより離脱率の低減やページ回遊数の増加につながり、モバイルユーザーを対象とした検証では、初回セッションあたりのコンバージョン率(CVR)は1.13%から1.32%へ(16.8%向上)、平均ページビュー(PV)数は6.62から7.13へ(7.7%向上)と、実際の数値としても大きな改善が見られた。
サイトの表示がスムーズになったことで、「PARTS CLUB」から「LUNA EARTH」などブランドを横断して買い回る顧客が増加し、買い上げ点数や客単価の向上に直結した。また、導入後に一度あえてツールをオフにしたところ、明確に表示速度が元に戻ったことから、その効果を社内でも再確認している。
エンドレス・セールスグループマネージャーの小池雄一氏は、「導入直後がちょうどコンバージョンが高くなる販促イベント期間であったため、表示速度が遅いままイベントに突入していたら、ここまでの売り上げはなかった。社内外からの遅いという声も一切なくなった。今後は多言語対応や流通面の整理などを進め、越境ECなど海外市場での展開も目指していきたい」としている。