みずほリサーチ＆テクノロジーズ、EDI基盤を強化しメインフレーム刷新とIP網移行を両立

　みずほリサーチ＆テクノロジーズが、ファームバンキングEDI基盤に「EDI-Master」シリーズを採用し、メインフレームからのオープン化とIP網への移行を同時に実現した。3月14日、キヤノンITソリューションズが発表した。

　みずほフィナンシャルグループの一員として、民間企業や官公庁からの研究・コンサルティング、グループ全体の情報戦略立案、システム構築・運用などを担うみずほリサーチ＆テクノロジーズでは、全国銀行データ通信システムとのデータ伝送を行うメインフレームが在り、多くの企業と金融機関のデータ伝送を支えてきた。しかし、既存システムのオープン化の必要性に加え、INSネット（ディジタル通信モード）のサービス終了が迫り、通信環境を代替回線へ移行することが喫緊の課題だった。

　課題解決のために、同社は従来の機能を維持しつつ、全国銀行協会が定める手順によるデータ転送に対応するキヤノンITSのEDI-Masterシリーズを選び、「EDI-Master B2B Standard」を導入した。既存システムと同等の安定性や信頼性、機能をオープン環境でも踏襲できる点、製品強化の要望への真摯な対応、そして約2年にわたる長期の移行計画に対し、複数の対応窓口を設けるなど盤石な支援体制を構築する姿勢が評価され選択された。

　導入により、既存システムの機能がオープン環境でも踏襲されている。伝送記録に関する顧客の要望にも柔軟に対応でき、IP網へのスムーズな対応を含むシステムのオープン化が実現した。従来と変わらない安定性と信頼性のもと、金融機関と企業間のデータ伝送が継続されるとともに、現在のビジネス環境に合ったIP網への移行が達成された。

ニュースリリース

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