東海理化はワークスアプリケーションズのERPパッケージソフトウェア「HUE Classicシリーズ」をアップグレードし、経費精算・管理システムを「HUE ACシリーズ」に全面移行する。11月22日、ワークスアプリケーションズが発表した。
東海理化は会計システムの基幹領域でHUE Classicを利用してきた一方、購買管理や支払依頼、予算管理などのフロント領域では28年間自社開発システムを運用してきた。しかし、システム自体の老朽化と同時に、自社開発システムのOSサポート対応期限が2025年10月に迫っており、システムの刷新が急務となっていた。
そこで、フロント領域から基幹領域までの既存システム要件を標準機能で網羅し、かつ法改正やOSアップデートにも無償バージョンアップで対応可能なHUEが評価され、全面的な移行を決めた。
東海理化は自社開発システムで行っていたフロント領域の業務をHUEに集約することで、アドオン開発やインターフェースの開発を不要とし、ワンストップの運用を実現する。見積り業務は、転記作業の廃止やWeb、Eメールでの自動見積りにより大幅に工数が削減され、支払業務では、AI-OCRによる請求書の読み取りにより効率化が進むなど、業務全体の負担軽減と生産性向上が図られる。さらに、自社システムからHUEへの移行によりシステムの無償バージョンアップ対応が可能になることで、将来的な運用コストの削減も期待される。