アジア航測は、経営判断の迅速化と効率化を目的にERPパッケージソフトウェア「HUE」を基幹業務領域へ採用し、グループ全体で稼動を開始した。4月25日、HUEを提供するワークスアプリケーションズが発表した。
アジア航測では、これまで本体とグループ各社、さらには各業務領域で異なるシステムを利用しており、PL(損益計算書)やBS(貸借対照表)といった経営指標の算出や予測、実行予算の管理が複雑化していた。こうした状況は、同社が進める成長戦略において大きな課題となっていた。これを受け、中期経営計画で「経営基盤強化」を掲げ、現行システムのサーバ保守期間満了を機に基幹システムの刷新を検討した。
新システムの選定にあたり、自社業務に適用できるパッケージ製品を軸に比較検討を進めた。HUEは6700以上の機能を備える高い柔軟性と、細かな権限設定によるガバナンス強化への適合性が評価された。また、HUEシリーズの活用で、会計領域だけでなくプロジェクト収支管理領域も含め、グループ内の各業務間でシームレスな連携が可能になる点が選定の理由となった。
アジア航測では、グループ全体への一括展開を実施した。これにより、プロジェクト管理の精度向上とグループ全体での数値把握が迅速化した。実行予算を低コストかつ高精度で管理できるようになり、経営指標や予測データの可視化も加速し、経営判断のスピードと効率が向上した。さらに、システムの統一により業務の効率化とガバナンス強化も進んでいる。アジア航測は、今後もHUEのさらなる活用を通じて、経営基盤の強化と業務の効率化を推進していく。
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