ファミリーマートは、業務効率向上と顧客満足度向上を目的に室内業務用清掃ロボット「J30S」を採用した。6月24日、J30Sを提供するアイウイズロボティクスが発表した。
ファミリーマートは全国16,000店舗以上を展開する大手コンビニエンスストアであり、少子高齢化や人手不足といった事業環境の変化に直面している。こうした背景から、店舗運営の効率化と顧客体験の向上が重要な経営課題となっている。解決策の一つとして、清掃業務の自動化と販促機能の強化を両立できるJ30Sを選定した。
ファミリーマートはロボットによる清掃業務の自動化と、ロボットに搭載された陳列棚やタブレットを活用した広告配信機能を組み合わせることで、業務効率と売上拡大の両立を目指した。導入プロセスでは、まず店舗現場での実証試験を経て、効果が確認されたことから本格導入を決めた。2024年6月末時点で約1100店舗にJ30Sを導入し、今後も拡大する予定だ。
J30Sにより清掃業務が効率化し、従業員の負担が軽減され顧客満足度の向上につながっている。また、ロボットが店内を移動しながら広告を配信する機能で、該当商品の売上がロボット未導入店舗と比較して約150%向上した。定期的に定量・定性効果を確認しており、販促面でも大きな成果を上げていると評価されている。
ベンダーであるアイウイズロボティクスについては、AIとIoTを融合した技術で業務効率の向上と品質改善を目指すソリューションを提供している点が評価された。ファミリーマートは今後も業務用清掃ロボットと広告配信機能を組み合わせた提案を拡大し、店舗運営のさらなる効率化と顧客満足度向上を目指す。また、少子高齢化や人手不足といった社会的課題の解決にも貢献することを期待している。
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