南都銀行がスマートフォンアプリで顧客接点を強化、日本IBMのデジタルサービス基盤を活用

　南都銀行が、顧客の利便性向上と多様化するニーズに対応するため、スマートフォン向けバンキングアプリ「南都銀行アプリ」を開発、提供を開始した。4月1日に日本IBMが発表した。

　南都銀行アプリは、時間や場所を問わず、銀行窓口と同様のサービスをスマートフォンから利用できる。シンプルで直感的なデザインを採用したほか、生体認証を活用したFIDO認証、地方銀行では初となるLIQUID Auth Face認証など、最先端のセキュリティ技術を導入し、ID、パスワードレスを実現している。

　日本IBMは、これまで多くの金融機関の勘定系システム導入やバンキングアプリ開発で培ってきた知見と「次世代勘定系ソリューション戦略」に基づき、南都銀行アプリの開発を支援した。具体的には、30を超える金融機関が導入しているデジタルサービス・プラットフォーム(DSP)を、南都銀行のホストシステムとフロントシステムに連携させた。また、DSP上の業務を部品化した「業務マイクロサービス」を活用することで開発スピードを向上させるとともに、「基幹系連携機能」により勘定系システムともシームレスに接続した。

　今回のアプリ開発は、SBIネオファイナンシャルサービシーズも参画し、同行アプリのホーム画面や各種取引、紹介画面などをシンプルで使いやすく開発した。

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