ヤマハ発動機、KPIコミットメント型予算策定プロセス導入で目標達成に向けた施策検討を強化

2024年9月9日08:25|ニュースリリース公開日 2024年2月28日|ニュースCaseHUB.News編集部
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 ヤマハ発動機は、DX戦略の一環として、SAP BPCを用いた新予算管理業務システムを稼働させ、予算目標を事前に合意するKPIコミットメント型予算策定プロセスに移行した。PwCコンサルティングとSAPジャパンが、2024年2月28日に発表した。

 ヤマハ発動機は、DX戦略を支える経営基盤として2019年にSAP製品を採用し、グローバルにおける業務の標準化、効率化、およびデータドリブン経営を実現するデジタル改革に取り組んできた。グローバルで稼働したSAP Business Planning and Consolidation(SAP BPC)の導入に際しては、従来の積み上げ型予算プロセスではなく、本社経営陣、本社事業本部長の双方が経営、事業シナリオを策定し、そのシナリオをベースに予算目標を事前に合意するKPIコミットメント型予算プロセスを採用して目標達成に向けた施策検討に注力できる策定プロセスを構築した。 

 PwCコンサルティングは、国内における多数のSAP BPCの導入支援実績に加え、これまでのグローバル予算制度改革で得た豊富な経験と確立された方法論を活用し、ヤマハ発動機の新予算システム導入およびKPIコミットメント型予算プロセス構築を支援した。スピード、可視化、精度に係る課題と個別最適化された業務、システムの課題を解決し、SAP S/4HANAが先行導入されているヤマハ発動機本社を含む国内3社だけでなく、グローバルで活用する新しい標準業務システムを構築した。

 ヤマハ発動機は、「シンプルを力に、ヤマハ発動機を強靭にする」というテーマに基づき、今回構築された経営基盤の上に、「デジタルマーケティング、コネクテッド商材の積極展開、顧客中心ビジネスへの変革」(今を強くする)、「デジタル技術を専門とするR&D体制、社会・お客様と共創するプロセスの構築」(未来を創る)を積み上げ、2030年の長期ビジョン「ART for Human Possibilities~人はもっと幸せになれる~」の実現を目指している。

ニュースリリースURL
https://news.sap.com/japan/2024/02/yamaha-moters-bpc/