アルティウスリンク、人材派遣管理システムに「テックタッチ」採用 操作負荷軽減で問合せ6割減

2025年11月6日22:06|ニュースCaseHUB.News編集部
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 アルティウスリンクは、人材派遣管理システム「HRstation」にテックタッチのAI型次世代デジタルアダプションプラットフォーム(DAP)「テックタッチ」を採用した。11月6日、テックタッチが発表した。豊富な機能による操作負荷の高さや、増加する問い合わせへの対応といった課題を、大規模なシステム改修なく解決することを目指す。今後は案内工数の80%削減とサービス品質の向上を図る。

 アルティウスリンクが提供するHRstationは、人材派遣に関する照会、契約、勤怠管理、請求管理、法定帳票の生成までを一元化できるクラウド型の人材派遣管理システム。派遣先企業と派遣元企業双方の業務を効率化し、現在3000社の企業が導入している。

 一方で、機能が豊富なため初期設定項目が多く、利用企業の担当者にとって操作負荷が高いとの課題を抱えていた。特にログインや契約、勤怠管理に関する問い合わせが多く、サポート・運用体制への負担が増大していた。また、近年の法改正に伴うシステム改修頻度の増加も、操作の複雑化と問い合わせ増加の要因となっていた。

 同社は、これらの課題を抜本的なシステム改修なしで解決する手段として、画面上に操作ガイドや吹き出しをノーコードで簡単に実装できるテックタッチの導入を決めた。

 選定にあたり、操作の複雑性を軽減できるDAPとしての機能性、業界内での導入実績、そして導入トライアル時からの手厚いサポート体制や、問題解決に向けた伴走型のカスタマーサクセスの姿勢を高く評価した。

 テックタッチの導入で、トップ画面への操作ガイド一覧の設置、操作箇所への案内、操作の補足説明の表示などが実現する。これにより、初めてのユーザーでも直感的な操作が可能になり、顧客体験の向上につながる。

 導入効果として、利用開始時の初期設定ガイド掲示による設定作業の迷い解消や、自動入力機能の活用による入力負荷の軽減が期待されている。問い合わせ全体の6割を占めるログインや契約、勤怠、請求に関する問い合わせ削減と自己解決率の向上を見込む。離脱ユーザーの減少も図る。

 アルティウスリンクの穐利氏は、「迅速かつ柔軟にUX(ユーザーエクスペリエンス)を改善するためテックタッチを導入した」とコメント。その上で、「ユーザーが自身のペースで操作を習得できるようになり、利便性の向上に加え、問合せ件数の削減や業務効率化、さらには顧客満足度の向上につながると期待している」と述べている。

 同社は今後、問い合わせが多くユーザー離脱が発生しやすい箇所から優先的に操作ガイドを実装し、案内工数の80%削減とサービス品質のさらなる向上を目指す。また、テックタッチと協働し、HRstationをより直感的で使いやすいシステムへと進化させることで、導入企業数の拡大と、より効果的かつ効率的な人材活用を支援したい考えだ。

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