ギブリーは1月27日、Salesforce(セールスフォース)の自律型AIエージェント「Agentforce」を活用した新機能を、同社の採用向けLINEアカウントで一般公開した。「従来のシナリオ型チャットボットとは異なるAIエージェントならではの機能を、誰でも利用しやすいLINEアプリを通じて体感していただける」という。
同社は生成AIの法人活用やHR、マーケティング領域のDX支援を手がける。今回、LINE公式アカウント「ギブリーAI採用担当」に、AgentforceによるAIエージェント「AI採用担当トーク」を実装。同社人事の知識をベースに、採用に関するさまざまな質問に回答する。
AI採用担当トークの開発にあたっては、RAGを利用し、ハルシネーションによるトラブルを抑止している。具体的には、実際に人事担当者が応募者から頻繁に受け取る質問をまとめ、Q&Aナレッジを集約したデータベースを作成。ギブリーAI採用担当はこのデータベースを参照し、適切に回答する。データベースにない質問をされた場合は、「データベースにないためわからない」と回答する。
また、従来のシナリオ型チャットボットと比較すると、回答精度が高く、運用工数が低いとしている。
ギブリーによれば、同社は500社を超える企業への生成AIの活用支援実績があり、Salesforceとの連携実績も豊富だという。生成AIとSalesforceの双方の知見を生かし、企業の生産性向上に貢献したい考えだ。