横須賀市、インフォマートとNECの連携で業務プロセスデジタル化

2024年12月2日22:55|ニュースCaseHUB.News編集部
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 横須賀市はインフォマートの「BtoBプラットフォーム」3サービスとNECの財務会計システム「GPRIME財務会計」を連携させ、見積・契約・発注・請求といったバックオフィス業務のデジタル化に着手する。2024年12月2日、インフォマートが発表した。

 横須賀市はデジタルガバメント推進と行財政改革により持続可能な行財政運営を目指している。その一環として、2023年にインフォマートのBtoBプラットフォームを活用した実証実験を実施。業務負担軽減やコスト削減効果、取引先事業者の柔軟な働き方やペーパーレス化、地域全体のデジタル化への貢献が期待できることから、3サービスの導入を決めた。

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横須賀市の業務プロセス改革のイメージ

 BtoBプラットフォーム TRADEは、企業間商取引に必要な見積・発注・受注・納品・受領・検収といった業務をデジタル化しクラウド上で一元管理できるサービス。BtoBプラットフォーム 請求書、BtoBプラットフォーム 契約書との連携で、一連の商取引をプラットフォーム上でシームレスに完結させる。BtoBプラットフォーム 契約書は、企業間契約をWeb上で締結できるクラウドサービス。契約の締結・管理をデジタル化し一元管理することで、従来の契約業務にかかっていた手間とコストを削減する。

 GPRIME財務会計は、財務会計事務における計画・予算・決算・次年度予算への反映といった一連のサイクルを実現するパッケージシステム。事業単位の経費把握により職員の業務効率化や利便性向上、自治体全体の行財政改革を推進できる。BtoBプラットフォーム 請求書との連携により請求事務に関する業務のフルデジタル化を実現し、請求書情報がシステムに自動で反映され入力時間短縮、転記ミス防止、決裁・審査時の負担軽減を実現する。

 今回の導入により、横須賀市は職員と取引事業者の業務負担軽減による効果的な業務運営と、地域全体のDX推進による公共サービスの向上を目指している。

 請求書関連業務においては、BtoBプラットフォーム 請求書とGPRIME財務会計のシステム連携を行う。これにより請求書受領から決裁・審査までの請求事務に関する業務のフルデジタル化を実現し、請求書データ入力の負担軽減や転記ミス削減による財務会計業務プロセスのさらなる効率化を図る。

ニュースリリース