メトリック、NetApp Cloud Data Sense導入でISMS運用効率向上を実現

2024年9月9日08:20|ニュースリリース公開日 2024年1月9日|ニュースCaseHUB.News編集部
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 メトリックは、NetAppのクラウドサービス「NetApp Cloud Data Sense」を導入した。ネットアップによれば、日本で初めての導入となる。札幌市に本社を構えるメトリックは、サーバ、ストレージ構築を手がける企業。近年NetApp製品やソリューションの提案、構築に力を入れている。

 社員数50名強の同社には情報システム運用専門のスタッフがおらず、マネージャーやSEが兼務してきた。そのため、より適切で効率的な情報システム管理を目指し、試行錯誤を重ねてきた。セキュリティ対策にも力を入れており、特にデータの管理、ガバナンス強化に注力するなかで、AIアルゴリズムをベースとした自動化された管理機能とレポート作成機能により、データの最新状況を把握できるNetApp Cloud Data Senseの採用を決定した。

 NetApp Cloud Data Sense導入により、ISMS運用とデータ移行の観点で効果が出ている。ISMS運用面では、機密性の高いファイルの場所と情報の性質が、ファイルのパーミッションと併せて一目瞭然となり、リスクに未然に備えることが可能となった。データガバナンスの観点で重要な「透明性」が向上した効果は大きい。

 同社はファイルサーバを段階的に廃止し、クラウドサービス上の共有ストレージに一本化する取り組みを進めている。既存のファイルサーバでは、各社員が自分の好みに応じて簡単にファイルを配置できたが、新環境ではガバナンス強化を検討しており、NetApp Cloud Data Senseは、移行方法検討のヒントを与えるとともに、移行後の状況確認にも効果を発揮している。

 メトリックの執行役員経営推進部長、守谷光平氏は、「データやストレージを切り口に画期的なソリューションを提供してくれるNetAppには大変満足している。ソリューションをどのように活用すればよいかについても、ユーザー視線で丁寧に説明してくれる姿勢も非常に好意的に捉えている。今後は、NetApp Cloud Data Senseを活用して、機密性の高いファイルのアラート通知や安全な移設など、運用の自動化を進めていく予定」と述べている。

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(左より)ネットアップ執行役員コーポレート統括本部長の武田法久氏、同APACカスタマーサクセスチームリードの長竹康孝氏、メトリック執行役員経営推進部長の守谷光平氏、ネットアップソリューションアーキテクトのチャリット ダルシャカ氏、同カスタマーサクセスマネジャーの董博文氏

ニュースリリースURL
https://www.netapp.com/ja/newsroom/press-releases/news-rel-20240109-120700/