北海道エアポート、新千歳空港でOpenRoaming導入実験

2024年9月9日08:25|ニュースリリース公開日 2024年2月21日|ニュースCaseHUB.News編集部
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 北海道エアポートは、急増する外国人観光客の利便性向上のため、シスコシステムズ、NTT東日本と協力して、新千歳空港国内線旅客ターミナルビルでOpenRoamingの実証実験を2024年2月初旬に開始した。2月21日、シスコシステムズが発表した。

 北海道では、特にスキーシーズンにおいてオーストラリアからの観光客が急増しており、ニセコのスキー場の観光客の98%は海外からの観光客が占めている。オーストラリアや米国、EUなどではOpenRoamingが普及しているが、日本を含むアジア地域では普及率は低い。そこで、北海道エアポートは、日頃からOpenRoamingを活用しているオーストラリアからの観光客のニーズに応えるため、安全、安心なOpenRoamingの導入を検討した。

 OpenRoamingとは、国際的なWi-Fi相互接続基盤のこと。ユーザーはパスワードを一度設定するだけで、世界中のOpenRoaming対応のWi-Fiスポットに、高い安全性を確保しながら自動接続できる。

 今回の実証実験では、オーストラリアからの観光客が羽田(成田)経由で新千歳空港に到着する動線を考慮し、新千歳空港国内線旅客ターミナルビルで実施する。シスコシステムズとNTT東日本は、ネットワークのプラットフォームであるCisco MerakiのアクセスポイントおよびOpenRoamingを提供するCisco Spacesを無償で提供し、実験に全面的に協力する。Cisco Spacesを活用することで、訪問人数や滞在時間などのデータを簡単に収集でき、そのデータをもとに正確な検証を行える。

ニュースリリースURL
https://news-blogs.cisco.com/apjc/ja/2024/02/21/%e3%82%b7%e3%82%b9%e3%82%b3%e3%80%81%e5%8c%97%e6%b5%b7%e9%81%93%e3%82%a8%e3%82%a2%e3%83%9d%e3%83%bc%e3%83%88%e3%81%a8%e6%96%b0%e5%8d%83%e6%ad%b3%e7%a9%ba%e6%b8%af%e3%81%a7openroaming%e3%81%ae%e5%ae%9f/