PeopleX、AIツール活用でプロダクト開発の生産性と品質を両立

2025年6月4日18:12|ニュースCaseHUB.News編集部
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 PeopleXは、プロダクト開発の生産性向上を目的に「Cursor」や「v0」などのAIツールを全エンジニア・デザイナーに支給し、開発体制を刷新した。6月4日、PeopleXが発表した。

 PeopleXは、「地球上で働くすべての人への支援を通して成功に導く(ピープルサクセス)」をパーパスに掲げ、採用から活躍支援までAIを活用した人事課題解決事業を展開している。AIの社会実装を推進する企業として、自らもAIを業務に深く取り入れたAIネイティブな組織を目指し、特にプロダクト開発領域でのAI活用を最優先事項としてきた。

 こうした事業環境のもと、エンジニア、デザイナー、プロダクトマネージャー間の連携強化と開発効率の最大化を図るため、Anysphereが開発したAIコードエディタのCursorをはじめ、UI自動生成ツールのv0、さらにChatGPT、GitHub Copilot、Claude Codeなど複数のAIツールを導入した。これに合わせ、開発体制は生成AIを前提とした形に再構築され、開発基盤も刷新した。

 開発体制の刷新後、PeopleXで提供する全プロダクトの新規ソースコードの約80%がAIにより生成される体制となった。Cursorはプロジェクト内の複数ファイルを横断的に読み込み、文脈を踏まえて最適なソースコードを提案・生成する。AIがベースとなるコードを構築し、エンジニアが改善・調整を加えるアプローチを取ることで、開発速度が大幅に向上した。これによりAIを起点としたコーディングスタイルが定着し、開発全体の効率化と品質維持の両立を実現している。

 また、v0を活用したUIデザインやフロントエンドコードの自動生成により、デザイナーによるプロトタイプ作成の工数が削減された。従来は画面ごとに個別に構築し、ステークホルダーと調整を重ねる必要があったが、AIの活用で仕様を含むUIを自動生成し、コードベースで共有可能となった。これによりエンジニアやプロダクトマネージャーがプロトタイプを試作し、デザイナーがフィードバックを行うなど、双方向かつ高速な協働が実現、デザイン工程の生産性は従来比50%向上した。

 PeopleXでは、AIツールの活用により開発業務における「異常速度で、社会実装していく」という自社の価値観を体現している。今後もAI技術の進化に合わせて技術選定を継続的に見直し、高速かつ高品質なプロダクト開発を推進する。

ニュースリリース


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