読売新聞東京本社、営業情報可視化で売上予測精度向上と業務効率化

2024年12月2日23:05|ニュースCaseHUB.News編集部
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 読売新聞東京本社は、営業力強化と業務効率化を図るため、セールスフォース・ドットコムの営業支援アプリケーション「Sales Cloud」と、ウイングアーク1stのSalesforce向け可視化ツール「MotionBoard Cloud for Salesforce」を活用した。2024年12月2日、ウイングアーク1stが発表した。

 読売新聞東京本社のビジネス部門では、顧客のニーズや過去の取引履歴など扱う情報の質と量が増大し、営業情報の可視化とナレッジ共有が課題となっていた。売上情報も各部署で異なる形式のデータで管理されていたため、データの統合・分析に多くの時間と労力がかかり、手作業による入力ミスや重複作業発生の一因になっていた。

 そこで同社は、SalesforceとMotionBoard Cloud for Salesforceを連携させ、営業の進捗状況を一元管理するシステムを構築した。これにより、営業担当者と管理職の負担を軽減するとともに、データの可視化でより精緻な売上予測や予実管理を可能にした。また、営業の成功事例を全社で共有可能になったことで、他拠点への展開が容易となった。顧客情報や失注案件を含む案件情報のスムーズな共有で、今後の営業戦略の立案に活用できるプロセスを達成した。

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MotionBoard Cloud for Salesforceの利用イメージ

 読売新聞東京本社担当者は「弊社ビジネス部門は、統合型マーケティングを推進しており、新しいビジネスに積極的に取り組んでいます。また、メディアビジネスは厳しい環境下にあることから、システムによる営業力強化が喫緊の課題であり、Salesforceの導入は非常に有効だと実感しています」とコメントしている。

 さらに「多様なビジネスを部局でしっかりと管理、把握するために、週次・月次単位での売上管理業務に適合するアウトプットが必要で、Salesforceの良さを活かしながら従来のエクセル管理に近い表現ができるMotionBoardを選びました」と、選定理由を述べている。

 データの可視化でより精緻な売上予測が可能になったことに加え、案件情報が一元管理されたことで、全社的な売上管理を実現した。東京、大阪、西部など全国のビジネス部門での成功事例をナレッジ共有し横展開の推進、業務引き継ぎや再提案などの際にも役立つ。将来的には広告主の出稿状況や業績なども一緒に分析し、マーケティング的な視点でも活用を広げていく。 

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