郵船ロジスティクス、持続可能な航空燃料利用の航空貨物輸送で排出量削減証明書発行サービス拡充

2024年9月9日08:25|ニュースリリース公開日 2024年2月28日|ニュースCaseHUB.News編集部
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 郵船ロジスティクスは、持続可能な航空燃料(SAF)を利用した航空貨物輸送サービス「Yusen Book-and-Claim」において、温室効果ガス(GHG)排出量削減証明書の提供を1月から開始した。KPMGコンサルティングが、このサービスの拡充を支援したとして発表した

 航空業界では、国際民間航空機関(ICAO)や国際航空運送協会(IATA)が2050年までにCO2排出量実質ゼロの長期目標を採択するなど、カーボンニュートラルに向けた動きが加速している。

 郵船ロジスティクスは「世界で認められ選ばれ続けるサプライチェーン・ロジスティクス企業となり、ビジネスと社会の持続的な発展に貢献する」というグループ経営理念のもと、「2050年までに顧客へ提供する全サービスのネット・ゼロエミッション化」を目指している。その一環として2023年4月からSAFを利用した輸送サービス「Yusen Book-and-Claim」の提供を開始した。GHG排出量の算定および妥当性確認に関する国際規格ISO 14064-3に準拠した第三者認証を取得し、2024年1月からは自社で発行するGHG排出量削減証明書の提供を開始している。

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Yusen Book-and-Claimの取組みイメージ

 今回、KPMGコンサルティングは「Yusen Book-and-Claim」のさらなるサービス拡充に向け、GHGプロトコルに基づくScope3の削減に係るサービスモデルおよびGHG削減証明書発行を前提としたビジネスモデルのデザインの検討、第三者認証取得などを支援した。また、あずさ監査法人およびKPMG税理士法人と連携し、本サービスにかかわる会計や税務に関する課題整理なども支援した。

ニュースリリースURL
https://kpmg.com/jp/ja/home/media/press-releases/2024/02/kc-yusen-saf.html