印西市がデジタル活用で子育てを支援

2024年9月9日08:20|ニュースリリース公開日 2024年1月10日|ニュースCaseHUB.News編集部
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 千葉県印西市は、こども家庭庁が令和5年度に推進し始めた「こどもデータ連携実証事業」に参画し、デジタル社会の実現に向けた実証事業を開始した。1月10日、EYストラテジー・アンド・コンサルティングが発表した。

 印西市は、これまでに「いんざい子育てプラン 第2期印西市子ども・子育て支援事業計画」を策定し、地域住民や行政機関、民間の団体・関係機関などとの連携・協力体制を構築しながら、さまざまな施策を実施してきた。なかでも「こまつな」("こま"る前に"つな"がる)を合言葉に、大きな困りごとや重大事案に発展する前に行政から声かけや支援を届けることを重視した活動に取り組んでいる。

 本実証事業の取り組みでは、SNSなどを活用することで行政と市民の接点を増やし、デジタルやデータ、AI(人工知能)などを活用して、これまで把握できていなかった潜在的に困っている子どもや家庭への予防的な訪問指導、行政サービス支援などにつなげていくことを目指している。

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「こどもデータ連携実証事業」の概念図

 本実証事業に対し、印西市健康子ども部健康増進課長の坂本郁子氏は、次のように期待している。

 「印西市では、これまで"こまつな"を合言葉に、大きな困りごとや重大事案に発展する前に行政から声掛けや支援を届けることを重視した活動に取り組んできたが、本実証事業を通じて、デジタルテクノロジーの力を活用した"こまつな"の取り組みを進め、潜在的に困っている子どもや家庭への予防的な訪問指導、行政サービス支援などにつなげられることを期待している」

 同実証事業の推進により、子どもを取り巻く社会課題を解決するソリューションの確立が期待される。


ニュースリリースURL
https://www.ey.com/ja_jp/news/2024/01/ey-japan-news-release-2024-01-10