りそなカード、Salesforce導入で営業効率化 営業担当者1人当たりの顧客接点数が2.2倍に

2024年11月23日16:43|ニュースCaseHUB.News編集部
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 りそなカードは営業プロセス改革に向けて営業管理システムを刷新し、セールスフォース・ドットコムの営業支援ソフトウェア「Salesforce Sales Cloud」を導入した。2024年11月22日、テラスカイが発表した。

 りそなカードは法人カード事業に注力しており、企業や個人事業主へのコーポレートカード発行やキャッシュレス決済の提案を強化している。法人営業のリソースを確保するため、営業プロセスの改革に着手した。点在する顧客情報の一元化や営業活動の属人化を解消し、営業効率を向上させるため、営業管理システムの刷新を計画した。

 金融業界で多数の導入実績を誇るSales Cloudは、既にりそなグループ各銀行でも導入されており、点在するデータを効率的に一元管理できる観点から導入を決めた。2023年9月に開発に着手し、2024年1月に運用を開始した。

 導入効果として、営業担当者一人当たりの顧客接点数は導入前の約2.2倍に増加した。顧客への訪問や電話、ウェブ交渉など本来行うべき営業活動である顧客接点数の増加は、営業効率の向上を示すものと言える。

 また、営業活動の見える化により、営業担当者の行動分析や案件管理上の課題認識が容易になり、継続的な改善が可能になった。情報の一元化により、営業ノウハウを容易に閲覧できるようになり、若手人材の育成にもつながった。外出先でもスケジュールや案件情報、交渉履歴を確認できるようになったため、無駄な動きが減少し、業務時間の短縮はもとより、外訪活動に専念できるようになった。

 りそなカードはスケジュール管理システムの刷新も推進し、テラスカイが開発・提供する「mitoco」も導入した。スケジュール入力と同時に会議室予約も行えるなど、全社的な効率化を図っている。

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