フジモトは、取引先への年始の挨拶を従来の年賀状からメールへと移行した。配信システムとして、WOW WORLDが提供する「WEBCAS e-mail」を採用した。1月27日、WOW WORLDが発表した。はがきと同様の自社らしいデザインを維持しつつ、年賀状送付に伴うコストと作業時間をそれぞれ5割削減した。
フジモトは、飲食業や小売業向けにPOSシステムなどの保守サービスを提供する企業。長年にわたり取引先へ年賀状を送付してきたが、はがきの発注や宛名の印刷、発送作業などの事務負担が課題となっていた。特に準備は毎年11月から始める必要があり、印刷と確認作業だけで2日以上を要していた。また、500枚に及ぶはがき代や印刷代のコストも負担となっていた。
こうした背景から同社は、バックオフィス業務の効率化と経費削減を目的に年賀メールへの移行を決断。システム選定にあたっては、年末年始の時期に合わせて単発利用ができること、個人情報を扱うための高いセキュリティ体制、そして初めてでも安心して利用できるサポート体制を評価した。特に、ビジネス向けのシンプルなテンプレートや画像素材が豊富で、従来の年賀状のイメージに近いデザインが再現できる点が決め手になった。
WEBCAS e-mailの導入により、年賀状送付に関わる運用フローは改善された。印刷作業が不要になったことに加え、直感的に操作できるHTMLエディタやCSVインポート配信機能を活用することで、作業全体が1日で完了するようになった。また、はがきの発注が不要になったことで、12月に入ってからの準備でも十分に対応可能となり、業務の柔軟性が高まった。
コスト面でも成果が得られている。はがき代や印刷代の削減により、関連費用は従来の半分以下に抑えられた。同社は、WEBCAS e-mailの宛名差し込み機能を活用し、相手の社名や担当者名を入れたり、送信元アドレスを各営業担当者のものに設定したりすることで、一対一の丁寧なコミュニケーションを維持している。
フジモトでバックオフィス業務を担当する薄田氏は、「年始の挨拶に伴う事務負担を大幅に軽減できた。WEBCASは操作が容易で、2年連続での利用を決めた」と話している。また、同様の課題があった展示会の告知メール配信にも同システムを転用するなど、活用の幅を広げている。今後は他のアナログ業務についてもデジタルの活用による効率化を推進する考えだ。