パルシステム茨城 栃木は、RCS(Rich Communication Services)配信サービス「絶対リーチ!RCS」を採用し、新規加入者向けのフォロー業務を刷新した。1月27日、システムの導入を支援したAI CROSSが発表した。電話や訪問を中心とした従来の運用から、一括配信によるアンケート案内へ切り替えることで、現場職員の業務負荷軽減と情報到達率の向上につなげた。
パルシステム茨城 栃木は、茨城県全域と栃木県の一部を対象に13万人を超える組合員を抱える。同組合では、加入から一定期間が経過した組合員へのフォローを重要な顧客接点と位置づけ、不安や困りごとの解消に努めてきた。しかし、その手段は電話や訪問が中心であり、1拠点あたり月間100件を超える対応が発生していた。電話がつながらず再架電が必要になるケースも多く、職員の心理的プレッシャーや業務負荷が大きな課題となっていた。
こうした背景から、パルシステム茨城 栃木は「全員に一括で情報を届け、返信があった場合のみ個別対応する」という新たな運用体制の構築を目指し、絶対リーチ!RCSの導入を決めた。選定にあたり、画像を用いた視覚的な訴求が可能である点や、送信後の状況を確認しやすい操作性を評価した。また、公式アカウントとしての認証マークを表示できるため、組合員に安心感を与えられる点も採用の決め手となった。
新システムでは、加入から約1カ月が経過した組合員に対し、困りごとを確認するアンケートを一括配信している。RCS非対応の端末にはSMSが自動で送信される仕組みだ。固定電話のみを登録している組合員には従来通り電話で対応するが、モバイル端末を持つ多くの組合員に対してはデジタルでのアプローチを優先している。
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キャプション:リッチコンテンツ送信機能のイメージ
導入の効果として、新規加入者フォローに要していた電話や訪問の工数が削減された。全員に架電していた運用から脱却したことで、職員は資料請求者へのアポイント取得や加入希望者への受付対応といった、他の重要業務に注力できるようになった。
パルシステム事業部事業支援課の奥川氏は、「導入後は返信があった方にのみピンポイントで対応すればよくなり、現場の負担は確実に減っている。業務負荷が下がったことで心理的な余裕が生まれ、生まれた時間を営業活動や事務作業に充てられるようになった。電話では接触が難しかった層にも一括で情報を届けられる点は大きなメリットだ」と語っている。
今後は、シナリオの完了率向上に向けた運用の改善を進める。パルシステム茨城 栃木は、同サービスを有効に活用することで、組織内の効率化と組合員への丁寧なフォローの両立を継続していく。