一休、インボイス対応で月1万件の請求書発行を外部化、改修工数とコストを削減

2024年9月9日08:00|ニュースリリース公開日 2023年9月25日|ニュースCaseHUB.News編集部
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 宿泊予約サービス「一休.com」を運営する一休が、インボイス制度対応に伴い請求書発行業務を外部システムに移行する。2023年9月、クラウド型電子請求書発行システム「楽楽明細」を提供するラクスが発表した。

 一休は2023年10月から、毎月1万件以上発生する請求書発行業務を自社システムから「楽楽明細」へ移行する。これにより、2023年10月施行のインボイス制度対応に必要な自社システム改修の工数とコストを削減する。

 同社はこれまで、ホテルやレストランなどの取引先向けに自社システムで請求書や支払通知書を発行してきた。インボイス制度への対応には大規模な改修が必要となり、開発人員の確保や費用増加が課題となっていた。

 「楽楽明細」はクラウド型システムで、インボイス制度に必要な項目を自動的にアップデートする機能を持つ。これにより、一休は自社システムの改修を最小限に抑えられる。同社が重視した点は、サービスの特性に合わせた帳票レイアウトの柔軟性、毎月1万件以上の請求書発行能力、電子帳簿保存法やインボイス制度への対応である。

 一休の担当者は「税制改正のたびに自社システムの改修が必要になることはコスト面でも非効率だと考え、楽楽明細の導入に至りました。請求書発行に特化したクラウドシステムのため、自動アップデートにより法令遵守ができる安心感があります」とコメントしている。

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ニュースリリースURL
https://www.rakus.co.jp/news/2023/0925.html