コンカーは、インサイドセールスにおける営業活動の効率化を目的に、ユーソナーの経営戦略プラットフォーム「プランソナー」を採用した。7月29日、プランソナーを提供するユーソナーが発表した。手作業で行っていた法人名寄せの作業時間を10分の1以下に削減したほか、インテントデータを活用した戦略的なアプローチの実現につなげる。
出張・経費管理クラウド「SAP Concur」の日本法人であるコンカーは、全国の法人向けに事業を展開する中で、マーケティング活動に課題を抱えていた。展示会やセミナーで獲得した名刺などの接点情報を法人単位に名寄せする作業に手間がかかっていたほか、インサイドセールス部門では特に中堅・中小企業のリード情報に業界や業種の属性が乏しく、アプローチの判断に時間がかかっていた。
また、顧客がどのようなサービスを検討しているかを示すインテントデータを参考に、アプローチ前に仮説を立てて提案したいとのニーズもあった。これらの課題を解決するため、企業の拠点情報まで網羅したユーソナーの企業データベースを搭載するプランソナーの採用を決めた。
プランソナーの導入で、法人名寄せ業務は大幅に効率化された。従来は手作業だった名寄せが、ユーソナーの企業データベースとの常時連携で法人番号が自動付与されるようになり、作業時間をおよそ10分の1以下に削減できた。
インサイドセールスの活動においても、リード情報に対し正確な法人情報が付与されることで、業界や業種の判定がスムーズになった。さらに、ユーソナーが独自にラベル付けした企業の定性的な属性である「ストーリー」をもとに最適なターゲットリストの作成が可能になったほか、インテントデータを活用することで、見込み顧客のニーズが発生したタイミングを捉え、仮説に基づいた戦略的なアプローチが実現している。
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