エフコープ生活協同組合(エフコープ)は、職員の個性やスキルの把握を通じた人員配置の最適化を目的に、タレントマネジメントシステム「COMPANY Talent Management」シリーズを採用した。3月17日、同製品を提供するWHI Holdingsが発表した。約1500人の職員情報を一元管理・可視化することで、データに基づいたきめ細かな人事関連施策を実行したい考えだ。
福岡県内で約55万人が利用する食品宅配や店舗事業、福祉サービスなどを展開するエフコープは、労働環境や職員一人一人の働きやすさ向上に取り組んでいるという。そのためには「職員ごとの特性を深く理解し、適材適所の配置や個別のフォローを行うことが不可欠」だとしているが、従来は膨大な人事情報から必要なデータを抽出・加工する作業に多大な工数を要しており、高度な分析が困難な状況だった。こうした課題の解決策として、タレントマネジメントシステムの導入を決断した。
システム選定にあたっては、エフコープが約15年にわたり人事基幹システムとして「COMPANY」シリーズを利用してきた背景から、既存システムとのスムーズな連携により最新の人材データを最小限の工数で活用できる点を高く評価した。また、人材の可視化から将来的なエンゲージメント調査、キャリア開発支援まで、多様なニーズに対応できる豊富な機能を有していることも採用の決め手となった。
今回の導入により、既存システムに蓄積された人事や給与、勤怠などのデータと、職員のスキルや経験といった定性的な情報をシームレスに統合し、一元管理する環境を整備する。ダッシュボード機能を活用することで、年齢構成や勤続年数、男女比といった組織統計と、個人の評価や異動歴を掛け合わせた高度な分析が容易になるという。これにより、人事部門の集計作業を解消し、組織課題をタイムリーに把握した上での実効性のある配置計画や離職防止策の立案につなげる。
導入プロセスでは、WHIによる「伴走型サポート」を活用し、システム構築と並行してデータの整備や業務プロセスの再設計を実施した。単なるツール導入にとどまらず、データに基づいた分析を継続的に実行できる人事DXの基盤を構築したとしている。
エフコープは、「誰もが輝く職場づくりを目指し、多様な職員が能力を発揮できる環境整備を進めている。長年活用してきた製品シリーズとの親和性が高く、蓄積されたデータを最小限の工数で最大限に活用できる新システムは、当組合のDXを推進する強力な基盤になると確信している。専門的な知見を持つWHIのサポートを受けながら、地域社会に貢献する組織づくりを加速させていきたい」としている。