刈谷豊田総合病院、電子承認で業務効率20%向上

2024年9月9日08:30|ニュースリリース公開日 2024年3月12日|ニュースCaseHUB.News編集部
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 豊田会刈谷豊田総合病院は、ワークフローシステム「AgileWorks」を導入し、業務のペーパーレス化と効率化を実現した。3月12日、システム提供元のエイトレッドが発表した。

 愛知県刈谷市に本院を置く刈谷豊田総合病院は、刈谷市、高浜市、トヨタグループ8社が運営する医療機関。約2,500名の職員を抱え、事務・管理業務を中心に紙帳票による作業が多く存在していた。紙帳票の決裁やExcelへの転記作業が業務効率化の妨げとなっていたほか、既存システムのワークフローが複雑で院内での対応が困難だったことから、新たなワークフローシステムの導入を検討した。

 システム選定にあたっては、職員ごとの申請業務頻度にばらつきがあるため、1ユーザーごとの課金では大幅なコスト増となることから、ユーザー課金モデルとは異なる料金体系であることを重視。また、施設内のサーバーで運用可能なオンプレミス製品であることも要件とした。

 これらの条件を満たすAgileWorksを採用し、現在はほぼすべての職員が利用可能な環境を整備。運用開始から半年間で約10,000件の申請があり、約50業務の申請書をシステム上で運用している。

 導入効果として、これまで年間3,000件以上が紙帳票で申請されていた病院内設備の修理などの作業依頼は、システム移行後、作業全体のリードタイムが約20%短縮された。加えて作業進捗の可視化も実現した。

 さらに、既存のグループウェアではワークフローの作成・改修時にプログラミングが必要だったが、AgileWorksは直感的に理解しやすいUIを採用。ITの特別な知識がなくても帳票や回付ルールの作成・改修が可能となり、システム運用の内製化も進展している。

ニュースリリースURL
https://www.atled.jp/news/20240312_01/