富士エンジニアリングサービス、勤怠・給与の作業時間を3分の1に集約 電子契約で工数も半減

2026年4月7日16:56|ニュースCaseHUB.News編集部
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 富士エンジニアリングサービスは、バックオフィス業務の効率化を目的に、ヒューマンテクノロジーズが提供するクラウド勤怠管理・人事給与システム「KING OF TIME」シリーズを採用した。4月6日、ヒューマンテクノロジーズが発表した。勤怠管理と給与計算の作業時間を従来の3分の1に短縮したほか、電子契約の導入により契約書業務の事務工数を半減させるなど、バックオフィス全体のデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させている。

 富士エンジニアリングサービスは、プラント設計を中心とした技術サービス事業や人材派遣事業を展開する企業だ。同社では従来、Excelを用いた勤怠管理を行っていた。簡易的なシステムから出退勤データを取り込み、毎月全従業員分を手作業で編集・チェックしていたため、その作業だけで2日から3日を費やしていた。従業員数の増加に伴い、人的ミスの防止と業務効率化が急務となったことから、2022年にKING OF TIME 勤怠管理を導入。その後、給与、人事労務、データ分析と活用領域を段階的に拡大してきた。

 システムの選定にあたっては、勤怠管理から申請承認、給与明細発行、人事管理までが1つのサービスで完結する機能性の高さと、費用対効果を評価した。また、充実したオンラインヘルプや迅速なサポート体制も採用の決め手になった。

 導入の効果として、自動集計やエラー勤務の通知機能により、人的ミスが排除された。これにより、従来2日から3日かかっていた勤怠・給与関連の作業時間は半日程度にまで短縮された。さらに、データ分析機能を活用して残業時間や有休取得率を可視化し、各部署へ共有することで、社内全体の残業削減に対する意識向上にもつなげている。人事労務機能では、従業員情報を一元管理できるようになったため、複数ファイルへの入力漏れリスクも解消された。

 同社は2025年2月、さらなる効率化を目指して「KING OF TIME 電子契約」を導入した。以前は他社の電子契約システムを利用していたが、操作性の課題や外部ストレージとの連携不可による二度手間の発生が負担となっていた。新システムの導入により、雇用契約書や発注業務、見積書などの多岐にわたる契約業務を、使い慣れたKING OF TIME上で一元管理できるようになった。

 電子契約の活用により、契約書の作成から郵送までの事務工数は従来の半分に抑えられている。ソフト販売部署からは、作業効率の向上に加え、印紙代や郵送費、印刷代といったコスト削減を実現できたとの声が上がっている。導入プロセスでは、社内特有のルールを反映した独自のマニュアルや解説動画を作成することで、従業員への浸透を図った。

 富士エンジニアリングサービス管理部部長の源氏は、電子契約を導入したことで、勤怠管理から人事、給与までを一元管理できる体制基盤が整ったと話す。今後はこの体制をさらに強化していく。同部総務課主事の髙橋氏は、今後は年末調整機能の利用やスマートフォンアプリの導入、システムログ機能の活用などを検討しているとしている。データ分析の幅を広げるとともに、取引先の理解を得ながら紙の契約からの切り替えをさらに推進していく。

ニュースリリース