シナジーマーケティングは、サブスクリプション管理システム「ソアスク」を採用した。4月6日、サービス提供とシステム導入を支援したオプロが発表した。主力サービスであるマーケティングSaaS「Synergy!」の複雑な従量課金処理を自動化し、次世代の運用基盤へと刷新した。現場主導でのスピーディーな業務改善を可能にするとともに、属人化の解消とデータの透明性向上を目指す。
国産CRMのパイオニアとして20年以上の歴史を持つ同社では、自社業務に合わせて高度にカスタマイズした販売管理・請求書発行システムを運用してきた。しかし、事業成長に伴う契約形態の多様化によりシステムが硬直化し、わずかな改修にも多大なコストを要する状況に陥っていた。特に「Synergy!」の従量課金処理において、手入力や重複チェックなどの属人的な運用が限界に達していたことが、抜本的なリプレースを決断する背景となった。
システムの選定にあたっては、自社で活用しているSalesforceプラットフォームとの親和性を重視した。外部コンサルタントを交えた比較検討の結果、階段式や単価掛けなど複数の計算パターンを標準機能でカバーできる柔軟性と、契約から請求までを一気通貫で管理できる点を評価し、ソアスクの採用を決めた。
導入の効果として、これまで外部ベンダーに依頼していたシステム改修が、社内のバックオフィス業務全般を担う「コーポレート部」を構成するグループの一つでバックオフィス業務の改善やシステム改修を主導するBizOpsグループの手で迅速に行えるようになった。現場からの改善要望をスピーディーに形にできる体制が整ったほか、標準機能を活用することで特定の担当者に依存しない保守体制を確立した。また、権限管理の最適化により営業担当も契約情報を閲覧できるようになり、全社的なデータの透明性も高まった。
今後は、申し込みフォームからシステムへのデータ連携を強化し、人の手を介さない完全な自動化を推進する計画だ。さらに、自動更新機能の活用や原価管理の統合も視野に入れ、フロントからバックエンドまでシームレスな業務基盤の構築を目指している。