滋賀特機は、基幹システムのリプレイスに伴うデータ連携の拡充を目的に、アステリアのノーコードデータ連携プラットフォーム「ASTERIA Warp」を採用した。4月9日、導入を支援したパナソニック デジタルが発表した。通常は約半年を要する構築期間を3カ月に短縮し、基幹システムの刷新と同時期のローンチを実現した。
電気設備機器の総合商社である滋賀特機では、40年間にわたり運用してきたオンプレミスの基幹システムをクラウドへ移行するプロジェクトを推進していた。従来、基幹システムと仕入先の購買システムの間でデータが連携されておらず、現場では同じ内容を双方のシステムへ手作業で入力する二重入力が発生。入力ミスのリスクや、多忙な各営業所における事務負担の増大が大きな課題となっていた。
ASTERIA Warpの選定にあたっては、将来的な多種多様なシステムとの連携を見据えたアダプターの豊富さと、プログラミング知識がなくても開発可能なノーコード性を評価した。また、基幹システム側の刷新の遅れにより短期間での構築が求められる中、他ベンダーとも密に連携して先回りした提案を行うパナソニック デジタルのサポート力も採用を後押しした。
導入の結果、片方のシステムへの入力をトリガーにもう片方へ自動反映される仕組みが構築され、二重入力の手間とミスが解消された。さらに、ノーコードツールの活用により、専門知識を持つ特定の担当者に頼っていたデータ連携業務がチーム内で分担可能になり、属人化の解消にもつながっている。
今後は、請求書管理システムなど他システムとの連携をさらに拡大し、データの成形や集約を通じた高度なデータ活用・分析を目指す。滋賀特機執行役員の中堀渉氏は、データ連携環境の構築を社内DX推進の鍵と位置づけ、部門が本来の業務に集中できる体制を追求していく。