東京センチュリー、基幹システム刷新後の保守運用を効率化 工数5割削減

2026年2月20日22:05|ニュースCaseHUB.News編集部
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 東京センチュリーは、基幹システムのオンライン領域に採用した統合プラットフォーム「Pega Infinity」の中長期的な活用に向けた体制構築と環境整備を完了させた。2月20日、システムの導入・活用を支援したTISが発表した。運用フェーズに適した役割分担の整理や標準化を進めたことで、プロジェクト全体の工数規模を当初想定より約5割削減したほか、保守開発においても3割以上の効率化を実現した。

 東京センチュリーは、リース事業を軸に国内外で「金融×サービス×事業」を融合させたビジネスモデルを展開する金融・サービス企業だ。同社は、市場環境の変化や法令改正に迅速に対応するため、国内リース事業を支える基幹システムの刷新を進めてきた。特に契約手続きや問い合わせ対応を担うオンライン領域については、業務変化へ柔軟に対応できる仕組みへの見直しが急務となっていた。

 こうした背景から、同社はAIを活用して業務プロセスを一元管理できるPega Infinityをオンライン領域の中核基盤として採用した。新基盤の整備後、アプリケーションの保守・改善に加え、インフラや運用を含めたシステム全体を継続的に改善していくための体制構築が課題となっていた。そこで、リース業界への深い知見と製品の専門性を併せ持つTISをパートナーに選定し、2024年10月から活用フェーズにおける支援を開始した。

 プロジェクトでは、TISの有資格者を中核とした推進体制を構築。これまでの問い合わせ傾向や対応フローを可視化し、進捗や品質、工数を一体で管理できる運営方法へ移行した。また、約70件の合格基準(クライテリア)を定義することで、構築フェーズから運用フェーズへの円滑な移行を図った。さらに、将来のバージョンアップや拡張性を見据え、インフラや運用環境の整備にも着手した。

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Pega Infinity稼働後の活用フェーズを支える全体像

 一連の取り組みにより、TIS主導の運営体制確立時期を当初想定より3カ月短縮した。運用部門では対応窓口の整理によって見通しが向上し、本番環境作業への立ち合い負荷が軽減されたことで、確認作業の工数が従来比で約1割削減された。これにより、システム部門が個別対応に追われることなく、全体を俯瞰した施策検討に注力できる環境が整った。

 東京センチュリーIT推進部長の檀ノ原浩氏は、「オンライン領域の活用フェーズ移行にあたり、リース実務への理解と専門性を備えたTISをパートナーに迎えたことで、安定的かつ効率的な運用体制を早期に確立できた。特に中長期視点での標準化において、TISの知見が大きく寄与した。今後もシステム全体の最適化に向けた伴走を期待している」と語る。

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