池田動物園は、LINE上でキャラクターと会話しながら動物について学べる解説サービス「ジャパリトーク 動物園モード 池田動物園編」を開始した。2月20日、サービスを開発した博報堂が発表した。生成AIと人気IP(知的財産)を組み合わせることで、従来の掲示板による情報提示とは異なる、来園者一人ひとりの興味に合わせた能動的な学びの体験を提供する。
岡山県岡山市にある池田動物園は、70年以上の歴史を持つ日本初の民間経営の動物園だ。アミメキリンやホワイトタイガーなど約90種370点の動物を飼育しており、地域に親しまれている。同園では、来園者がより深く動物の生態を理解し、飼育現場の裏側などの情報にも触れられる新しい展示手法を模索していた。
今回採用されたサービスは、博報堂が開発した「けものフレンズ」公式AIグループチャットサービス「ジャパリトーク」を地域振興や教育分野へ拡張したもの。キャラクターの個性をAIで再現する技術と、ユーザーと複数のキャラクターによる自然な対話を可能にするノウハウが活用されている。
ジャパリトーク 動物園モード 池田動物園編では、作品に登場するガイドロボットのラッキービーストが、同園の動物についてLINE上で解説を行う。来園者が気になる動物について質問すると、AIがその動物の生態や特徴、さらには同園ならではの情報を回答する。回答内容は、利用者の興味関心や年齢層に合わせて最適化される。
また、動物に関する解説だけでなく、作品に登場するキャラクター(フレンズ)たちとの会話や掛け合いを楽しめる点も特徴だ。動物について「学ぶ」体験と、キャラクターと「話す」エンターテインメント体験を一つのサービスで両立させた。これにより、看板やパネルを眺めるだけでは得られなかった、双方向のコミュニケーションを通じた深い理解を促す。
サービスの利用料金は500円で、園内に掲示されたQRコードからLINEアプリを通じて利用できる。提供期間は3月31日までを予定している。