ロッテ、経費精算業務の時間を50%削減 「楽楽精算」への移行で管理の属人化も解消

2026年1月29日22:54|ニュースCaseHUB.News編集部
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 ロッテは、全社的な生産性向上を目的に、ラクスが提供するクラウド型経費精算システム「楽楽精算」を採用した。1月29日、ラクスが発表した。これまで課題となっていたシステム管理のブラックボックス化を解消し、自社で柔軟に運用できる体制を構築。経費精算にかかる時間を約50%削減するなど、業務効率化を実現した。

 ロッテは「お口の恋人」として知られる老舗の菓子・食品メーカーだ。同社では、これまで利用していた経費精算システムの操作性が直感的ではなく、マニュアルなしでは申請が困難という課題を抱えていた。複雑な操作ゆえに誤申請も多く、精算業務が社員の大きな負担となっていた。

 加えて、管理者側においても課題が深刻化していた。システムのマスタ設定が多岐にわたり複雑化していたほか、操作マニュアルの整備も不十分だったため、運用のブラックボックス化を招いていた。軽微な設定変更であっても都度ベンダーに問い合わせる必要があり、柔軟な運用が妨げられていた。

 こうした背景から、ロッテは全社的な生産性向上プロジェクトの一環としてシステムの刷新を決定。グループ会社での導入実績や、ユーザーにとっての使いやすさを評価し、楽楽精算を選定した。

 導入にあたっては、ラクスの「設定代行サービス」を活用した。単なる設定作業の代行にとどまらず、複雑な業務規程を理解した上での運用提案や、多部門が関わるプロジェクトのスケジュール管理をラクスが支援。これにより、社内議論を停滞させることなく、実質4カ月でシステム移行を完了させた。

 導入の効果は多方面に現れている。管理面では、マスタ管理画面が直感的になったことで、管理者が自ら設定変更を行えるようになった。日本語のサポートサイトも活用し、不明点を即座に解決できる環境が整ったことで、長年の課題だったブラックボックス化が解消された。

 ユーザーの利便性も向上した。AI-OCR(領収書読み取り機能)や事前申請データの連携機能を活用することで、申請・精算作業の時間は従来比で約50%短縮された。これにより、社員が本来時間をかけるべきコア業務に集中できる環境が整っている。

 今回のプロジェクトを担当したロッテの担当者は、以前のシステムは設定の複雑さから管理者自身で運用を変えることが難しい状態だったと振り返る。今回の導入では業務規程の抜本的な見直しも行ったが、ラクスの支援により短期間での導入が実現できたとしている。楽楽精算によって管理側のストレスが解消されただけでなく、全社的な生産性向上にも貢献できている。

 今後はAI機能の活用なども視野に入れ、さらなる業務効率化とガバナンスの強化を推進していく。

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