水環境事業や地熱開発などの資源開発事業を手掛けるドリコが、クラウド型ワークフロー「X-point Cloud」を導入し、ほぼすべての紙の帳票のデジタル化を実現した。1月17日、ワークフローソリューションベンダーのエイトレッドが発表した。
ドリコは、コロナ禍への対応を目的とした業務環境のデジタル化推進にあたり、いくつかの課題を抱えていた。従来のアナログな業務環境がコロナ禍における組織運営を阻害していたほか、紙の帳票への押印や回付により多大な手間を浪費していた。また、従業員の高齢化により、若手従業員への知識の継承が喫緊の課題となっていた。
これらの課題を解決するため、ドリコはX-point Cloudの導入を決定した。選定の理由として、既存の帳票のレイアウトをそのまま再現できる帳票作成機能が高く評価された。また、エイトレッドが有する4000社以上の豊富な導入実績による信頼性も大きな決め手となった。
導入時には、エイトレッドが展開する「カスタマーサクセス支援」を活用し、カスタマーサクセス担当者とのミーティングを通じて疑問を解決しながら構築を進めた。現在、ドリコではグループ会社を含むほぼすべての従業員210名がX-point Cloudを利用している。従来70種類ほど存在していた紙の帳票を合理化・効率化し、ほぼすべてのデジタル化を達成した。
さらに、若手従業員への知識や技術の伝承という課題に対しても、X-point Cloudを情報プラットフォームとして活用することで対応した。過去の稟議書や見積書などを簡単に閲覧し、業務の参考にできる体制を築いている。
ドリコは今後、X-point Cloudを活用してさらなる業務効率化と情報共有の促進を図る方針だ。デジタル化の推進により、コロナ禍における柔軟な組織運営や、若手従業員の育成にも寄与することが期待される。
ニュースリリースURL
https://www.atled.jp/news/20240117_01/