医薬品の研究開発や製造販売を手がける富士製薬工業は、2026年11月から、インフォマートの請求書クラウドサービス「BtoBプラットフォーム 請求書」で、月約800件の請求書の受け取りをデジタル化する。紙やPDF中心の運用の負荷を軽くし、電子帳簿保存法とインボイス制度への対応を効率化する。10月20日、インフォマートが発表した。
富士製薬工業の本社と各営業所では、紙やPDFで受け取った請求書を、経費精算システムに登録し、上長の承認を経て、経理担当者が最終確認する流れで処理していた。工場に郵送で届く紙の請求書は、担当者が取りまとめ、スキャンしてPDF化した後、システムに登録する必要があった。請求書の処理は、会社全体で月間約800件にのぼる。作業の負荷を軽くし、電子帳簿保存法とインボイス制度への対応を効率化するため、請求書の受領業務のデジタル化を検討した。
複数の電子請求書サービスを比べ、「BtoBプラットフォーム 請求書」を選んだ。決め手は、各種の会計システムとの連携実績が豊富で、既存の業務フローにスムーズに組み込める点だ。利用者が直感的に操作できるUI、多くの企業が使っていて、取引先と電子請求書でつながりやすい点も評価した。紙で受け取る請求書のデータ化に対応し、電子帳簿保存法とインボイス制度に対応している点や、コストシミュレーションで、高い費用対効果が期待できた点も、選定のポイントだ。
期待する効果は、月約800件の請求書のデータ入力と確認作業を減らし、経理担当者と現場の負担を軽くすることだ。手作業を減らして、人的ミスを防ぎ、処理の正確性とスピードを高める。紙やPDFで受け取っていた請求書を、電子データで一元管理し、必要な書類を素早く検索できる環境も整える。ペーパーレス化で、保管のコストも減らす。
担当者は、以前にインフォマートのサービスを使った経験から、操作性の良さを知っていたという。Concur Invoiceとの連携実績や、多くの企業が使うネットワークの広さにも魅力を感じた。実現したい業務や運用を、どうシステムで実現できるか、インフォマートの担当者が、さまざまな視点から検討し、提案してくれたことで、使い始めた後のイメージを、具体的に描けた。今後は、請求書業務の効率化から、さらにDXの推進へつなげたい考えだ。