人材やSaaSなどを手がけるレバレジーズは、LayerXの「バクラク」シリーズで、経費の申請業務を効率化する。AIエージェントが領収書や証憑を読み取り、内訳や勘定科目まで提案する。月次実績の確定にかかる日数を、現状の9〜10営業日から、8営業日以下に短縮する見込みだ。10月19日、LayerXが発表した。
レバレジーズは、兆円規模の売上の実現に向け、迅速な経営判断を支えるシステムとデータの基盤を整えている。その一環が、経費精算の効率化だ。従来は、申請者の手入力が多く、入力の不備による差し戻しも度々あった。科目や金額などの条件に応じて、経理側から承認者を追加することができず、承認の経路に不備が出ていた。稟議と申請を結びつけられず、承認の時点で予算の消化状況を確認できない課題もあり、月次実績の確定に、9〜10営業日を要していた。
バクラクでは、経費申請エージェントが、AI-OCRなどで領収書や証憑を自動で読み取り、画像の自動分割や、内訳と勘定科目の提案までを担う。申請者が手作業で行っていた入力が大きく減り、月次実績の確定にかかる日数を、8営業日以下に縮める見込みだ。マスタ間の絞り込みルールの設定や、任意項目の拡張に加え、AIによる申請前のチェックで、入力ミスを早期に見つけ、申請者がその場で直せる。承認担当者によるダブルチェック(オプション)と合わせて、差し戻しの削減を目指す。
科目や金額などの条件に応じて、承認ルートを自動で振り分けられる。稟議と、経費、支払の申請を結びつけて管理し、消化率に応じた申請不可の制御や、アラート表示も使う。バクラクのAPIとスプレッドシートを連携し、蓄積した実績データを使った予実管理の効率化にもつなげる。
経営企画室の小池氏は、申請者の負担が大きく軽くなることを期待すると話す。AIの申請前チェック、条件に応じた承認ルートの自動設定、稟議との紐づけも使いながら、「実績確定の早期化と統制の効いた承認フローの両立を進めていきたい」としている。