アールディーシーグループが「がってん寿司」や「かつはな亭」など複数ブランド98店舗で、ClipLineの顧客アンケートツール「ABILI Voice」を試験導入すると2023年11月15日、ClipLineが発表した。
同グループは顧客満足度向上のため、従来店舗にアンケートハガキを設置し、定期的なレポーティングを基に現場改善を行ってきた。しかし紙のアンケートは顧客と企業双方に負担が大きく、回答のPC入力時には時間がかかる上、入力ミスも発生していた。
ABILI Voiceを用いたWebアンケートフォームへの移行により、記入から回収、集計までの一連の作業で大幅な時短と工数削減が見込まれる。特に回答結果の反映速度が向上し、従来1か月程度要していた内容確認が即時可能となる。店舗や本部担当者へのメール通知機能により、顧客が店舗滞在中に問題解決できる可能性も生まれた。
試験導入期間は約2か月を予定しており、オペレーション上の課題確認と解消を目指す。導入により、スピーディーな店舗改善機会の創出と管理工数削減の両立が期待される。
ABILI Voiceは顧客満足度調査やアンケート作成から分析までを一貫して行うツール。多店舗展開する企業の改善活動を支援し、顧客の声を起点とした「ほめる」文化の醸成や、サービス品質向上、店舗評価の仕組み実現を可能にする。アンケート作成・展開の簡便化、回答結果の即時共有、再来店促進のためのクーポン配布機能などを備えている。
外食業界では人手不足や原材料高騰など厳しい経営環境が続く中、顧客満足度向上と業務効率化の両立が課題となっている。アールディーシーグループの取り組みは、デジタル技術を活用した顧客サービス向上と経営改善の両立を目指す業界の動向を象徴している。
ニュースリリースURL
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000158.000011390.html