ラコステ ジャパンは、紙ベースで保管していた2000件以上の契約書を電子化し、一元管理するためにクラウド契約書管理システム「TOKIUM契約管理」を導入した。8月18日、同サービスを提供するTOKIUMが発表した。アナログ運用時の課題だった検索性の低さを解消し、業務の大幅な生産性向上につなげる。
日本国内で「LACOSTE」ブランドなどの衣料品や雑貨の企画、製造、販売、輸入を手がけているラコステ ジャパンは、店舗の賃貸借契約など2000件以上の契約書を管理しており、事業拡大に伴って件数が増加傾向にあった。しかし、そのほとんどを紙で保管していたため検索性が低く、必要な書類をすぐに取り出せないことが課題となっていた。一部の契約書は外部に委託してスキャンによる電子化を進めていたが、検索用のデータ化は自社で行う必要があり、多くの時間と工数を要していた。
こうした課題を解決するため、TOKIUM契約管理の採用を決定した。選定の最大の決め手となったのは、紙の契約書を送付するだけで、スキャンからデータ化、原本保管までをTOKIUMが一括で代行する点だ。現場の担当者に負担をかけずに電子化を進められる仕組みを評価した。また、データ化された契約書は全文検索機能に対応しており、取引先名や店舗の住所などから目的の書類を即座に検索できる。必要な契約書を探す手間が省ける点も採用の後押しとなった。
システムの導入により、紙の契約書を送るだけで電子化が完了し、全文検索で必要な書類をすぐに取り出せるようになった。現場の担当者からも生産性の向上を実感する声が上がっているという。同社のエグゼクティブ・アシスタント兼オフィス・マネージャーを務める桑名敏恵氏は、「今後は新リース会計基準への対応も見据え、TOKIUM AI新リース判定の活用も進めていく予定だ。担当者が本来注力すべき業務に時間を使える環境を引き続き整えていく」と話している。