鹿児島市、A10の統合ADC+ファイアウォールでクラウド活用を強化

2024年9月18日09:00|ニュースCaseHUB.News編集部
x
hatebu

 鹿児島市は、コミュニケーションツール導入に伴うセキュリティ対策強化のため、A10ネットワークスの統合型ADC+ファイアウォール製品「A10 Thunder CFW」を採用した。9月12日、A10ネットワークスが発表した。同製品の導入により、三層分離のセキュリティを維持しながら、約4000ユーザーへの安定的なクラウドサービス提供を実現した。

20240912_kagoshima.png
鹿児島市のネットワーク構成図

 鹿児島市では、デジタル化による業務効率化を推進するため、庁内ネットワークからクラウドサービスの利用を目指していた。その一環として、コミュニケーションツールとしてMicrosoft 365の導入を決定したが、定期的な接続先の変更対応やセキュリティ対策が課題となっていた。

 そこで、鹿児島市は、ローカルブレイクアウトを実現する環境づくりのため、プロポーザル方式で導入機器を選定した。ネットワークおよびセキュリティの要件を満たしていることからA10 Thunder CFWが各社から提案され、採用を決定した。

 A10 Thunder CFWの導入で、鹿児島市は約4000ユーザーのMicrosoft 365の認証やサービス通信をLGWANからオフロードし、安定的な接続を実現している。また、Microsoft 365ドメイン変更への自動追従も可能となり、安全性、信頼性、効率性を維持しながら円滑な業務支援を実現している。

 現在、クラウドサービスへの接続はシングル構成だが、ネットワーク障害発生時の業務への影響を考慮し、今年度中にはアクティブスタンバイの冗長化構成を予定している。


ニュースリリース