成城石井、サービススキル管理システム「ABILI Career」を導入 人材育成のデジタル化を推進

2024年9月9日08:55|ニュースリリース公開日 2024年8月26日|ニュースCaseHUB.News編集部
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 スーパーマーケットや飲食店を展開する成城石井は、ClipLineのサービススキルマネジメントシステム「ABILI Career(アビリキャリア)」を導入した。8月26日、ClipLineが発表した。

 ABILI Careerは、アルバイト・パートなどの非正規従業員も含めた現場従業員のスキルチェックシステムをデジタル化し、適切な教育や評価の仕組みを構築するサービス。企業ごとのワークフローに合わせたランクアップシステムの実装も可能で、スキルの可視化や評価、キャリアステップの最適化を実現する。

 GDPの約7割を占める日本のサービス産業では、多くの現場で非正規社員が主要な労働力として重要な役割を担っている。近年、大手企業を中心に、非正規社員のスキルアップやキャリア管理に取り組む企業が増えている。ClipLineが外食、小売業を対象に実施した実態調査によると、約8割が「スキルチェックの機会がある、今後導入の予定がある」と回答している。一方、スキルチェックを実施している企業の約9割が「紙やExcelのチェックリストを利用して手作業で行っている」と回答しており、現場の負荷になっていることがうかがえる。確認や承認の工程で複数の管理者が関わるため、手続きが煩雑で時間がかかることも課題となっている。

 成城石井では、人材育成領域の業務効率化や現場負荷削減を目指し、従来の紙やExcelベースで行っていたスキル管理や承認フローをデジタル化するためにABILI Careerを先行導入した。ABILI Careerの導入により、スキルチェックにかかる時間や労力を削減し、従業員が本来の業務に集中できる環境作りを目指す。また、従業員のスキルレベルを可視化することで、適切な教育や評価につなげ、人材育成の強化を図る。

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