ADEKAは、国内5工場およびグループ会社を含む約1800名を対象とした安全衛生教育として、ラキールの動画配信型教育サービス「LaKeel Online Media Service」を採用した。5月25日にラキールが発表した。短時間の動画教材を活用し、安全教育の運用見直しを進めている。
樹脂添加剤や半導体材料、食用油脂などを展開するADEKAは、「労働・環境・品質・設備」を柱とする安全方針を掲げている。一方で、国内の生産拠点において労働災害が継続して発生した際、従来のパワーポイントによる教育では内容の浸透に課題があった。動画教材の内製化も検討したが、継続的な更新や運用負担が課題となっていた。
こうした背景から、2024年7月に展示会で同サービスを確認し、採用を決めた。1本あたり約3分の動画構成とし、教育内容を短時間で提示できる点を考慮した。また、アニメーション表現により内容を視覚的に伝える構成や、自社での教材更新が不要な点も採用理由としている。
導入は段階的に進めた。2024年9月に本社スタッフ部門で検証を行い、その後各工場へ展開した。さらに2026年4月からは、グループ会社である日本農薬およびニチノーサービスにも対象を拡大している。
運用にあたっては、利用方法を各拠点に委ねる形とした。工場ごとに視聴コンテンツの選定や共有方法を工夫するなど、拠点単位での活用が進められている。ある工場のアンケートでは、安全活動に関する評価として5点満点中4.09点という結果が示された。
今後は、非定常作業における事故防止に向け、機械の危険源に関する教育コンテンツの活用を進める。また、社員間の学習状況の差への対応も含め、安全教育の運用改善を継続する。