ソニー生命保険は、投資運用管理プラットフォームとしてSimCorpの「SimCorp One」を採用した。システム開発ベンダーには日鉄ソリューションズを選定し、導入プロジェクトを開始した。5月25日に日鉄ソリューションズが発表した。複数システムの併存によるデータ分断の解消と、投資運用管理業務の見直しを進める。
生命保険会社を取り巻く投資運用環境では、投資対象の多様化に加え、規制や会計要件、リスク管理への対応が求められている。ソニー生命では、複数の業務システムが併存していることにより、システム間でのデータ連携や業務運用に課題が生じていた。
これを受けて同社は、投資ライフサイクル全体を対象とした統合プラットフォームの検討を進め、SimCorp Oneを採用した。投資業務のフロントからバックオフィスまでを対象とする機能構成や、多様な資産クラスへの対応、データの一元管理が可能な点を考慮した。
また、投資、リスク、会計に関するデータを統合的に管理できる点や、日本基準(J-GAAP)を含む複数の会計基準に対応している点も採用理由としている。加えて、国内外の機関投資家における導入実績も評価した。
導入にあたっては、日鉄ソリューションズが参画する。同社の金融機関向けシステム導入や運用に関する知見、およびSimCorpとの連携体制を踏まえ、導入支援体制を構築する。
今後は、プラットフォームを通じて投資情報の把握や業務プロセスの見直しを進めるとともに、ガバナンス対応の強化を図る方針である。また、制度変更や運用要件の変化に応じた機能追加や改善も継続して検討する。