ニューギン、要件定義AIで業務を可視化 外部コンサル費を数百万円削減

2026年1月8日00:38|ニュースCaseHUB.News編集部
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 ニューギンホールディングスは、グループ全体の基幹システム刷新に向けた業務整理を目的に、ROUTE06が提供する要件定義AIプラットフォーム「Acsim」を採用した。1月7日、Acsimを提供するROUTE06が発表した。長年属人化していた業務フローを構造的に可視化したことで、現状把握のスピードが向上。外部コンサルタントとの連携効率化により、数百万円規模のコスト削減を実現した。今後は営業部門など他部門への展開を進め、グループ全体のDX推進基盤として活用を拡大する方針だ。

 ニューギンホールディングスは、パチンコ・パチスロ遊技機の企画から製造、販売、直営ホールの運営までを一貫して手がけている。同社では現在、グループ横断での基幹システム刷新プロジェクトを推進しているが、各部門における業務フローの可視化が急務となっていた。

 従来、同社の製造現場ではキャリア20年程度のベテラン社員が多く、長年の経験に基づいた独自のやり方が定着していた。業務の進め方や記録方法が担当者ごとに異なるため、プロセスの全体像を正確に把握することが困難な状況だった。社内に業務フローを作成した経験を持つ社員も少なく、業務改善のボトルネックとなっていた。

 こうした課題を解決するため、同社は業務整理に特化したAIツールであるAcsimの導入を決めた。会話の記録やメモから業務プロセスを自動で構造化できる点や、複数人での共同編集が可能な点を評価した。

 導入の効果として、現状業務(As-Is)の整理が飛躍的に加速した。Acsimを用いて業務の全体像を可視化した情報を外部コンサルタントと事前に共有し、ヒアリング調査の工数を削減した。従来は1~2カ月を要していた工程を短縮し、プロジェクト全体で数百万円規模のコストを抑制した。

 ニューギンホールディングス製造部門DX推進責任者の鈴木登希生氏は、「どこから手をつけてよいか分からない状態だったが、Acsimによって業務の可視化が圧倒的にスムーズに進んだ。外部コンサルとの連携も効率化され、スケジュール遅延の回避にもつながった」と話す。

 同社ではすでに営業部門での活用も開始しており、全社展開を加速させている。今後は理想の業務設計(To-Be)や業務分析、新人育成といった領域にも活用の幅を広げる。情報システム部門での活用を通じ、外部委託への依存を軽減するとともに、社内ナレッジを蓄積し開発の内製化を推進する考えだ。

ニュースリリース